フィルムを使わずに電気信号として静止画像を記録する「電子カメラ」は,SONYが1981年に発表した「マビカ」試作品が最初のものであるとされている。その後1984年に,電子スチルカメラ懇談会において「スチルビデオ」の基本仕様がまとめられた。スチルビデオカメラは1986年にキヤノンからはじめて市販され,つづいてミノルタから,一眼レフカメラα-7000またはα-9000の裏蓋と交換して取りつけるスチルビデオバックが市販された。ただしいずれも,本体が数10万円,システム一式で100万円単位のもので,一般向けではなく業務用の製品という位置づけのものだった。
SONY「マビカ MVC-C1」は,1988年に発売された。 カメラとしてみた場合,その仕様はごく平凡なものである。ピントは固定焦点になっており,被写体から1.5m以上離れて撮影すること,と指定がある。露出は自動的に調整されるが,露出補正はない。フラッシュを内蔵しているが,発光禁止や強制発光のモードは用意されていない。操作は,シャッターレリーズボタンを押すだけである。 スチルビデオカメラは,フィルムを使わない。撮影した画像は,2インチビデオフロッピーに記録される。1枚のフロッピーディスクに,50コマの撮影が可能である。 カメラ本体には撮影機能しか用意されておらず,撮影した画像を再生するには,再生アダプタMAP-T1を接続することが必要である。撮影した画像を消去するにも,MAP-T1が必要である。
バッテリーは,シャッターレリーズボタンのあるグリップ部に収納される。グリップ部は大きなネジで留められているが,そのネジをまわすためのリング状の道具がストラップの先端についている。グリップ部の厚みのためにそのまま置くと傾くが,ストラップの先端についているリングを下にはさむことで,ボディが水平におけるようになっている。
フィルムを使わずに電気信号として静止画像を記録する「電子カメラ」は,SONYが1981年に発表した「マビカ」試作品が最初のものであるとされている。その後1984年に,電子スチルカメラ懇談会において「スチルビデオ」の基本仕様がまとめられた。スチルビデオカメラは1986年にキヤノンからはじめて市販され,つづいてミノルタから,一眼レフカメラα-7000またはα-9000の裏蓋と交換して取りつけるスチルビデオバックが市販された。ただしいずれも,本体が数10万円,システム一式で100万円単位のもので,一般向けではなく業務用の製品という位置づけのものだった。
SONY「マビカ MVC-C1」は,1988年に発売された。
カメラとしてみた場合,その仕様はごく平凡なものである。ピントは固定焦点になっており,被写体から1.5m以上離れて撮影すること,と指定がある。露出は自動的に調整されるが,露出補正はない。フラッシュを内蔵しているが,発光禁止や強制発光のモードは用意されていない。操作は,シャッターレリーズボタンを押すだけである。
スチルビデオカメラは,フィルムを使わない。撮影した画像は,2インチビデオフロッピーに記録される。1枚のフロッピーディスクに,50コマの撮影が可能である。
カメラ本体には撮影機能しか用意されておらず,撮影した画像を再生するには,再生アダプタMAP-T1を接続することが必要である。撮影した画像を消去するにも,MAP-T1が必要である。
プログラムAE シャッター速度 1/60〜1/500秒
バッテリーは,シャッターレリーズボタンのあるグリップ部に収納される。グリップ部は大きなネジで留められているが,そのネジをまわすためのリング状の道具がストラップの先端についている。グリップ部の厚みのためにそのまま置くと傾くが,ストラップの先端についているリングを下にはさむことで,ボディが水平におけるようになっている。