ズームレンズというものは,ズーム比(長焦点側の焦点距離と,短焦点側の焦点距離との比)が2倍くらいでは,写る範囲の変化があまり大きくなく,そのメリットをあまり感じられないかもしれない。焦点距離を全体に短焦点側に設定すれば,いわゆる広角ズームとなり,ズーム比が2倍くらいでも大きな画面の変化を楽しむことができる。そのかわり,長焦点側が標準域と大差ないものになり,望遠効果が物足りなくなる。ズーム比が3倍くらいになれば,短焦点側が35mm,長焦点側が100mmくらいになるので,ズームレンズの効果をかなり楽しめることだろう。そして,ズーム比が4倍になれば,望遠レンズの効果を十分に楽しめるとされる135mmをカバーするようになる。PENTAXのESPIO シリーズでは,1994年のエスピオ140で38mmから140mmをカバーするようになり,1996年のエスピオ160では38mmから160mmをカバーするようになった。そして,1998年のエスピオ200では短焦点側を48mmに伸ばし,長焦点側が200mmをカバーするようになった。 その後のエスピオSシリーズでは,全体にカメラがさらに小型軽量化している。それでも2001年に発売されたエスピオ170SLでは,38mmから170mmをカバーしている。カメラが小型軽量化した代償としてなのか,レンズはさらに暗いものになり,短焦点側の38mmでもF5.6となっている。
ズームレンズというものは,ズーム比(長焦点側の焦点距離と,短焦点側の焦点距離との比)が2倍くらいでは,写る範囲の変化があまり大きくなく,そのメリットをあまり感じられないかもしれない。焦点距離を全体に短焦点側に設定すれば,いわゆる広角ズームとなり,ズーム比が2倍くらいでも大きな画面の変化を楽しむことができる。そのかわり,長焦点側が標準域と大差ないものになり,望遠効果が物足りなくなる。ズーム比が3倍くらいになれば,短焦点側が35mm,長焦点側が100mmくらいになるので,ズームレンズの効果をかなり楽しめることだろう。そして,ズーム比が4倍になれば,望遠レンズの効果を十分に楽しめるとされる135mmをカバーするようになる。PENTAXのESPIO シリーズでは,1994年のエスピオ140で38mmから140mmをカバーするようになり,1996年のエスピオ160では38mmから160mmをカバーするようになった。そして,1998年のエスピオ200では短焦点側を48mmに伸ばし,長焦点側が200mmをカバーするようになった。
その後のエスピオSシリーズでは,全体にカメラがさらに小型軽量化している。それでも2001年に発売されたエスピオ170SLでは,38mmから170mmをカバーしている。カメラが小型軽量化した代償としてなのか,レンズはさらに暗いものになり,短焦点側の38mmでもF5.6となっている。