かつて一眼レフカメラは,焦点距離50mmくらいの標準レンズがセットになって売られていた。一眼レフカメラを買ってしばらくすると,交換レンズがほしくなる。交換レンズとして最初に購入されるものとしては,望遠レンズや広角レンズとしての効果が十分に楽しめるもので,かつ,価格の面でも使い勝手の面でも,お手頃なものが選ばれただろう。それはおそらく,広角レンズなら28mm,望遠レンズなら135mmだったのではないだろうか。このあたりなら,F2.8くらいのものもあまり高価ではなく,F3.5くらいの廉価なものがラインアップされていたケースも多い。ともあれ,135mmというのは,望遠レンズの効果を十分に楽しめる焦点距離として認識されていたはずだ。 長焦点側が140mmというズームレンズを搭載したこのカメラには,十分な望遠効果をお手軽に楽しめるのではないかという期待がもてる。ただし,ご多分にもれずレンズの開放F値が大きい,いわゆる「暗黒ズーム」となっている。ISO400以上の,高感度フィルムを常用したい。鏡胴は4段階になっていて,強度や耐久性の面で心配になる。機能面として,バルブ撮影が可能なのは,ESPIOシリーズの特徴の1つと言える。ESPIOシリーズの望遠レンズはこのあとさらにエスカレートし,160mmまでカバーするESPIO 160や200mmまでカバーするESPIO 200なども登場する。
かつて一眼レフカメラは,焦点距離50mmくらいの標準レンズがセットになって売られていた。一眼レフカメラを買ってしばらくすると,交換レンズがほしくなる。交換レンズとして最初に購入されるものとしては,望遠レンズや広角レンズとしての効果が十分に楽しめるもので,かつ,価格の面でも使い勝手の面でも,お手頃なものが選ばれただろう。それはおそらく,広角レンズなら28mm,望遠レンズなら135mmだったのではないだろうか。このあたりなら,F2.8くらいのものもあまり高価ではなく,F3.5くらいの廉価なものがラインアップされていたケースも多い。ともあれ,135mmというのは,望遠レンズの効果を十分に楽しめる焦点距離として認識されていたはずだ。
長焦点側が140mmというズームレンズを搭載したこのカメラには,十分な望遠効果をお手軽に楽しめるのではないかという期待がもてる。ただし,ご多分にもれずレンズの開放F値が大きい,いわゆる「暗黒ズーム」となっている。ISO400以上の,高感度フィルムを常用したい。鏡胴は4段階になっていて,強度や耐久性の面で心配になる。機能面として,バルブ撮影が可能なのは,ESPIOシリーズの特徴の1つと言える。ESPIOシリーズの望遠レンズはこのあとさらにエスカレートし,160mmまでカバーするESPIO 160や200mmまでカバーするESPIO 200なども登場する。