いわゆるミラーレスカメラでは撮像素子の小さなものが多いが,ソニーが発売する「α NEX」シリーズ(および「αシリーズ」)は,APS-Cサイズなど比較的大きな撮像素子を使っていることから,マウントアダプタを利用してさまざまなレンズで遊ぶのに適しているといえる。
ニコンの一眼レフカメラ(Fマウント)用のレンズをSONY αNEXシリーズで使用するためのアダプタである。絞りリングのないGタイプのレンズも使えるように,絞りを手動で動かすためのピンが設けられており,アダプタ周囲のリングで操作できる。
コニカの一眼レフカメラは,初期のものと,シャッター速度優先AEに対応したARシリーズとよばれるものの2種類にわけられる。このマウントアダプタは,ARシリーズのレンズをSONY αNEXシリーズで使用するためのアダプタである。
内径42mm,ピッチ(ねじの山と山の間隔)1mmのねじこみ式マウントで,プラクチカの一眼レフカメラで使われはじめたことから,プラクチカマウント(あるいはプラクチカスクリューマウント)ともよばれる。日本では,アサヒペンタックスがかつて採用していたことから,ペンタックススクリューマウントあるいはペンタックスSマウントとよばれることも多い。シンプルな機構であるためか,世界中の多くのメーカーから,さまざまなレンズがM42マウント用に発売されてきた。
ミノルタはα-7000でオートフォーカス一眼レフカメラのシステムを確立したが,そのときレンズマウントを変更した。したがって,α以前のマウントのレンズを利用するためのディジタル一眼レフカメラが発売されることはなかった。
ソニーは,αNEXシリーズを発売するときに,ミノルタα-7000以降のオートフォーカス一眼レフカメラ用レンズを利用するための純正マウントアダプタLA-EA1を用意し,そのモデルチェンジもつづいた。それらは電気接点を備え,AEやAFにも対応するものである。それに対してこのアダプタは,マウントの形状を変換するのみで,絞りは手動で設定することになる簡便なものである。
ヤシカ(京セラ)が発売したCONTAXは,Carl Zeiss銘のレンズ群を利用できることで人気があった。そのマウントは,「ヤシカMLマウント」あるいは「ヤシカ・コンタックスマウント」とよばれる。このマウントのレンズを利用するためのディジタル一眼レフカメラは発売されなかったので,ディジタルカメラで使うためには,マウントアダプタが必要になる。
ライカのねじこみ式マウント用レンズとしては,ライカ銘のものだけでなく,さまざまなメーカーによるレンズが提供されてきた。これらのレンズはフランジバックが短いので,マウントアダプタを使っても一眼レフカメラでは接写用としてしか使うことができない。いわゆる「ミラーレス」カメラだからこそ,これらのレンズを使って遊べるのである。
Cマウントは,もともと16mmムービーカメラ用のレンズマウントとして使われてきた。その後,一部の8mmムービーカメラやビデオカメラ,監視カメラなどにも使われるようになっている。
マミヤZE用のレンズには多数の電気接点があり,レンズの開放F値や絞りこみ,ピントリングの情報などを伝達するようになっている。レンズに絞りリングはあるが,伝達する電気信号を設定するためのもので,絞りの動作そのものはボディ側からおこなわれる。そのため,このマウントアダプタには絞りを制御するためのピンと,そのピンを動かすためのリングが設けられている。 LAINA ADAPTERという製品で,2022年にAli Expressを通じて購入した。
ソニーEマウントとニコンFマウントは,その大きさや爪の位置などが似ているようである。連動ピンや接点のないマウントアダプタであれば,ソニーEマウント用のものをニコンFマウントのカメラに装着できてしまう。製品によっては,たまたまロックもうまくかかる場合がある。右の画像は,L39→NEXアダプタを使って,ニコンFマウントのKodak DCS Pro 14nに,ソ連製のIndustar-26M 5cm F2.8レンズを装着した状態である。もちろんこの場合は,接写専用となる。
いわゆるミラーレスカメラでは撮像素子の小さなものが多いが,ソニーが発売する「α NEX」シリーズ(および「αシリーズ」)は,APS-Cサイズなど比較的大きな撮像素子を使っていることから,マウントアダプタを利用してさまざまなレンズで遊ぶのに適しているといえる。
Nikon G→NEX
ニコンの一眼レフカメラ(Fマウント)用のレンズをSONY αNEXシリーズで使用するためのアダプタである。絞りリングのないGタイプのレンズも使えるように,絞りを手動で動かすためのピンが設けられており,アダプタ周囲のリングで操作できる。
Konica AR→NEX
コニカの一眼レフカメラは,初期のものと,シャッター速度優先AEに対応したARシリーズとよばれるものの2種類にわけられる。このマウントアダプタは,ARシリーズのレンズをSONY αNEXシリーズで使用するためのアダプタである。
M42→NEX
内径42mm,ピッチ(ねじの山と山の間隔)1mmのねじこみ式マウントで,プラクチカの一眼レフカメラで使われはじめたことから,プラクチカマウント(あるいはプラクチカスクリューマウント)ともよばれる。日本では,アサヒペンタックスがかつて採用していたことから,ペンタックススクリューマウントあるいはペンタックスSマウントとよばれることも多い。シンプルな機構であるためか,世界中の多くのメーカーから,さまざまなレンズがM42マウント用に発売されてきた。
MINOLTA MD/MC→NEX
ミノルタはα-7000でオートフォーカス一眼レフカメラのシステムを確立したが,そのときレンズマウントを変更した。したがって,α以前のマウントのレンズを利用するためのディジタル一眼レフカメラが発売されることはなかった。
MINOLTA AF→NEX
ソニーは,αNEXシリーズを発売するときに,ミノルタα-7000以降のオートフォーカス一眼レフカメラ用レンズを利用するための純正マウントアダプタLA-EA1を用意し,そのモデルチェンジもつづいた。それらは電気接点を備え,AEやAFにも対応するものである。それに対してこのアダプタは,マウントの形状を変換するのみで,絞りは手動で設定することになる簡便なものである。
YASHICA/CONTAX→NEX
ヤシカ(京セラ)が発売したCONTAXは,Carl Zeiss銘のレンズ群を利用できることで人気があった。そのマウントは,「ヤシカMLマウント」あるいは「ヤシカ・コンタックスマウント」とよばれる。このマウントのレンズを利用するためのディジタル一眼レフカメラは発売されなかったので,ディジタルカメラで使うためには,マウントアダプタが必要になる。
L39→NEX
ライカのねじこみ式マウント用レンズとしては,ライカ銘のものだけでなく,さまざまなメーカーによるレンズが提供されてきた。これらのレンズはフランジバックが短いので,マウントアダプタを使っても一眼レフカメラでは接写用としてしか使うことができない。いわゆる「ミラーレス」カメラだからこそ,これらのレンズを使って遊べるのである。
C→NEX
Cマウントは,もともと16mmムービーカメラ用のレンズマウントとして使われてきた。その後,一部の8mmムービーカメラやビデオカメラ,監視カメラなどにも使われるようになっている。
Mamiya ZE→NEX
マミヤZE用のレンズには多数の電気接点があり,レンズの開放F値や絞りこみ,ピントリングの情報などを伝達するようになっている。レンズに絞りリングはあるが,伝達する電気信号を設定するためのもので,絞りの動作そのものはボディ側からおこなわれる。そのため,このマウントアダプタには絞りを制御するためのピンと,そのピンを動かすためのリングが設けられている。
LAINA ADAPTERという製品で,2022年にAli Expressを通じて購入した。
<参考>ソニーEマウントのレンズは,ニコンFマウントのカメラで使える?
ソニーEマウントとニコンFマウントは,その大きさや爪の位置などが似ているようである。連動ピンや接点のないマウントアダプタであれば,ソニーEマウント用のものをニコンFマウントのカメラに装着できてしまう。製品によっては,たまたまロックもうまくかかる場合がある。右の画像は,L39→NEXアダプタを使って,ニコンFマウントのKodak DCS Pro 14nに,ソ連製のIndustar-26M 5cm F2.8レンズを装着した状態である。もちろんこの場合は,接写専用となる。