メーカーなどがはっきりわからないが,安価に売られていたディジタルカメラである。エグゼモードが発売していたYASHICA EZ F924に,たいへんよく似ている。正面から見たレンズやフラッシュの位置,裏側のLCDモニタや各種ボタン類の配置や役割なども共通しているので,製造元は同じところなのかもしれない。ただ,ヤシカ EZ F924の撮像素子は9.1メガピクセルなのに対して,DN-50の撮像素子は5.0メガピクセルということになっている。発売時期は,DN-50のほうがEZ F924より先なのかもしれない。
EZ F924と同様に,本体は非常に軽く,単3乾電池2本で動作するのはよいが,ピント調整が固定焦点になっている。また,マクロモードがあることも,EZ F924と同様である。EZ F924のメニューには,露出補正やシャープネス,彩度など多彩な機能が用意されていたが,DN-50にはそれらに加えてさらに,R,G,Bの値をそれぞれプラスマイナスできる機能も用意されている。まさに,トイカメラに派手な発色のフィルムを組みあわせるような遊び方ができる,そんなディジタルカメラなのである(DN-50の露出補正は,1/2段刻み)。
さらに,このディジタルカメラのメニューには「ゲーム」というものがあり,「テトリス」「倉庫番」「スネーク」「パズル」をすることもできる。ここまで「おもちゃ」に徹するこの姿勢は,高く評価したい。なにごとも徹底すれば,それは美しいのである。
撮影した画像もまずまずで,ピント調整ができないことがきわめて残念だ。ともあれ,これ1台あればいろいろ楽しめるので,安価に入手できるなら持っていて損のない製品であろう。
メーカーなどがはっきりわからないが,安価に売られていたディジタルカメラである。エグゼモードが発売していたYASHICA EZ F924に,たいへんよく似ている。正面から見たレンズやフラッシュの位置,裏側のLCDモニタや各種ボタン類の配置や役割なども共通しているので,製造元は同じところなのかもしれない。ただ,ヤシカ EZ F924の撮像素子は9.1メガピクセルなのに対して,DN-50の撮像素子は5.0メガピクセルということになっている。発売時期は,DN-50のほうがEZ F924より先なのかもしれない。
EZ F924と同様に,本体は非常に軽く,単3乾電池2本で動作するのはよいが,ピント調整が固定焦点になっている。また,マクロモードがあることも,EZ F924と同様である。EZ F924のメニューには,露出補正やシャープネス,彩度など多彩な機能が用意されていたが,DN-50にはそれらに加えてさらに,R,G,Bの値をそれぞれプラスマイナスできる機能も用意されている。まさに,トイカメラに派手な発色のフィルムを組みあわせるような遊び方ができる,そんなディジタルカメラなのである(DN-50の露出補正は,1/2段刻み)。
さらに,このディジタルカメラのメニューには「ゲーム」というものがあり,「テトリス」「倉庫番」「スネーク」「パズル」をすることもできる。ここまで「おもちゃ」に徹するこの姿勢は,高く評価したい。なにごとも徹底すれば,それは美しいのである。
撮影した画像もまずまずで,ピント調整ができないことがきわめて残念だ。ともあれ,これ1台あればいろいろ楽しめるので,安価に入手できるなら持っていて損のない製品であろう。
DN-50, 6.5mm F3.5 (-1.5EV)
「マルチ測光」にすると,暗いところがきちんと描写されるようにして,明るい部分がオーバーになりやすくなる傾向がうかがえる。風景などを撮るときには,「スポット測光」にし,露出補正をアンダー側にしておくのを基本として考えるのがよさそうである。
DN-50, 6.5mm F3.5 (-1.0EV)
R,G,Bをそれぞれプラスマイナスできるので,同じ場面でもいろいろ雰囲気を変えて撮ることができる。