ニコン「クールピクス」シリーズの廉価モデルにあたるコンパクトディジタルカメラで,単3乾電池2本で使用できることが大きな特徴となっている。撮像素子は2000万画素クラスのもので(最大5152×3864ドットで記録),ライカ判で26mm〜130mmに相当する5倍ズームレンズを搭載しており,ふだん使いのコンパクトディジタルカメラとしてはじゅうぶんすぎるスペックを備えている。本体もきわめて小型軽量で,いつも持ち歩いて使うコンパクトディジタルカメラとしては,とてもよくできている。 難点としては,動作が遅いことが指摘できる。電源スイッチをONにしてから撮影ができるようになるまでの起動時間は,それほど気にならない。ズームレンズの動きも,シャッターレリーズボタンを押してから実際に露光されるまでのタイムラグも,気にするようなものではない。しかし,撮影後のデータ記録には,かなりの時間がかかる。データの記録中には,つぎの撮影ができないのはもちろんのこと,電源スイッチを押しても電源がOFFにならず,ズームレンズが伸びたままとなる(電源ボタンを押しておくと,データの記録が終了してからズームレンズがひっこんで,電源がOFFになる)。このあたりは初期の「メガピクセル機」(100万画素をこえる撮像素子をもつディジタルカメラをそう呼んでいた時期があった)であるOLYMPUS C-1400Lを使うのと似た感じがする。データの書き込みが遅い点さえ除けば,一般的な撮影には過剰なくらいのスペックをもち,小型軽量で使いやすく,専用バッテリーではなく一般的な単3乾電池が使え,しかも安価だという,理想的なコンパクトカメラであると高く評価しておこう。 繰り返すことになるが,データの書き込みは尋常なく遅い。たとえば運動会を撮りたいといったような,連写性能が必要な目的には不適切なディジタルカメラである。
小さく軽く,そして安価なカメラだから,船べりから手を伸ばしてこんな撮りかたも。
ニコン「クールピクス」シリーズの廉価モデルにあたるコンパクトディジタルカメラで,単3乾電池2本で使用できることが大きな特徴となっている。撮像素子は2000万画素クラスのもので(最大5152×3864ドットで記録),ライカ判で26mm〜130mmに相当する5倍ズームレンズを搭載しており,ふだん使いのコンパクトディジタルカメラとしてはじゅうぶんすぎるスペックを備えている。本体もきわめて小型軽量で,いつも持ち歩いて使うコンパクトディジタルカメラとしては,とてもよくできている。
難点としては,動作が遅いことが指摘できる。電源スイッチをONにしてから撮影ができるようになるまでの起動時間は,それほど気にならない。ズームレンズの動きも,シャッターレリーズボタンを押してから実際に露光されるまでのタイムラグも,気にするようなものではない。しかし,撮影後のデータ記録には,かなりの時間がかかる。データの記録中には,つぎの撮影ができないのはもちろんのこと,電源スイッチを押しても電源がOFFにならず,ズームレンズが伸びたままとなる(電源ボタンを押しておくと,データの記録が終了してからズームレンズがひっこんで,電源がOFFになる)。このあたりは初期の「メガピクセル機」(100万画素をこえる撮像素子をもつディジタルカメラをそう呼んでいた時期があった)であるOLYMPUS C-1400Lを使うのと似た感じがする。データの書き込みが遅い点さえ除けば,一般的な撮影には過剰なくらいのスペックをもち,小型軽量で使いやすく,専用バッテリーではなく一般的な単3乾電池が使え,しかも安価だという,理想的なコンパクトカメラであると高く評価しておこう。
繰り返すことになるが,データの書き込みは尋常なく遅い。たとえば運動会を撮りたいといったような,連写性能が必要な目的には不適切なディジタルカメラである。
プログラムAE,露出補正±2EV (1/3EVステップ)
Nikon COOLPIX L30, NIKKOR 5x WIDE OPTICAL ZOOM 4.6mm-23.0mm F3.2-F6.5
小さく軽く,そして安価なカメラだから,船べりから手を伸ばしてこんな撮りかたも。