ライカ判換算で37mm〜111mmに相当するズームレンズを搭載した,コンパクトなディジタルカメラ。211万画素の1/2.7型CCDを搭載し,最大1600×1200ピクセルの画像を得ることができる。電源には専用の充電式電池を使用し,記録メディアはCFカードを使用する。 このディジタルカメラの特徴の1つとして,レンズ部が回転する構造になっていることをあげることができる。「スイバル機構」と称するこのしくみは,「COOLPIX950」以来の,ニコンのコンパクトディジタルカメラの特徴でもあった。そのシリーズは,いわゆるマルチモードAE機(マニュアル露出が可能な機種もあった)で,絞りやシャッター速度を意識して撮影できる,どちらかというと「マニア向け」のディジタルカメラだったといえるが,このCOOLPIX2500は「オート」モードと「シーン」セレクトだけになり,「初心者向け」のディジタルカメラとなっている。スイバル機構のため,いわゆる「自分撮り」も可能だ。 もう1つの特徴として,「ズームニッコールレンズ」を搭載していることをあげることができる。「ニッコール」は,言うまでもなく,世界的に高い名声を得ているレンズのブランドとなっている。コンパクトカメラでは,「ニコン35Ti」や「ニコン28Ti」のようないわゆる「高級コンパクトカメラ」にしか与えられなかった名称だ。初代「ニコンピカイチ」も小さな名機「ニコンミニ」も,どちらも搭載されたレンズの名称は「ニコンレンズ」で,「ニッコール」の称号はもらえなかったのである。「ニッコール」を名乗るということは,レンズの性能には十分な自信があるということだろうか。「ズームニッコール」のあとに「レンズ」がついているのは,「ニッコール」にちょっと遠慮しているのかもしれない。ともあれ「初心者向け」を強く意識したと思われるディジタルカメラに「ニッコール」の名称を奢るのは,商品のイメージ戦略になっているのだろう。
200万画素級のわりには,解像度が高く感じる画像が得られる。さすが,ニッコールというところか。
ライカ判換算で37mm〜111mmに相当するズームレンズを搭載した,コンパクトなディジタルカメラ。211万画素の1/2.7型CCDを搭載し,最大1600×1200ピクセルの画像を得ることができる。電源には専用の充電式電池を使用し,記録メディアはCFカードを使用する。
このディジタルカメラの特徴の1つとして,レンズ部が回転する構造になっていることをあげることができる。「スイバル機構」と称するこのしくみは,「COOLPIX950」以来の,ニコンのコンパクトディジタルカメラの特徴でもあった。そのシリーズは,いわゆるマルチモードAE機(マニュアル露出が可能な機種もあった)で,絞りやシャッター速度を意識して撮影できる,どちらかというと「マニア向け」のディジタルカメラだったといえるが,このCOOLPIX2500は「オート」モードと「シーン」セレクトだけになり,「初心者向け」のディジタルカメラとなっている。スイバル機構のため,いわゆる「自分撮り」も可能だ。
もう1つの特徴として,「ズームニッコールレンズ」を搭載していることをあげることができる。「ニッコール」は,言うまでもなく,世界的に高い名声を得ているレンズのブランドとなっている。コンパクトカメラでは,「ニコン35Ti」や「ニコン28Ti」のようないわゆる「高級コンパクトカメラ」にしか与えられなかった名称だ。初代「ニコンピカイチ」も小さな名機「ニコンミニ」も,どちらも搭載されたレンズの名称は「ニコンレンズ」で,「ニッコール」の称号はもらえなかったのである。「ニッコール」を名乗るということは,レンズの性能には十分な自信があるということだろうか。「ズームニッコール」のあとに「レンズ」がついているのは,「ニッコール」にちょっと遠慮しているのかもしれない。ともあれ「初心者向け」を強く意識したと思われるディジタルカメラに「ニッコール」の名称を奢るのは,商品のイメージ戦略になっているのだろう。
(クローズアップモード時はレンズ前約4cm〜)
Nikon COOLPIX 2500, ZOOM NIKKOR 5.6-16.8mm F2.7-4.8
200万画素級のわりには,解像度が高く感じる画像が得られる。さすが,ニッコールというところか。