「アクセサリーのように身につける」ことを謳い文句に,きわめて薄いボディをもったディジタルカメラである。撮像素子は124万画素のもので,ピントは固定焦点となっているが,2002年という発売時期においてこのスペックは,「一世代前のもの」である。この当時,200万画素クラスの撮像素子をもつ製品も多かったとはいえ,200万画素程度ではまだ画質云々を語ることができるレベルではないと言いたいから,撮像素子が124万画素というのは大きな問題ではない。だが,124万画素もあれば,ピントがきっちりあっているかどうかは,大きな問題となる。固定焦点というのは,さすがに画質面で大きな期待ができないと言っておきたい。だが,このカメラの小ささは,とてつもなく魅力的だ。携帯性でこのカメラと勝負できるのは,コンパクトディジタルカメラではなくカメラ内蔵の携帯電話機である。そう考えれば,フラッシュが内蔵されている分だけ,携帯電話機よりも進んでいることになる。
固定焦点のためピントに期待はできないが,色のメリハリがあるために案外と見られる画像になっている。
「アクセサリーのように身につける」ことを謳い文句に,きわめて薄いボディをもったディジタルカメラである。撮像素子は124万画素のもので,ピントは固定焦点となっているが,2002年という発売時期においてこのスペックは,「一世代前のもの」である。この当時,200万画素クラスの撮像素子をもつ製品も多かったとはいえ,200万画素程度ではまだ画質云々を語ることができるレベルではないと言いたいから,撮像素子が124万画素というのは大きな問題ではない。だが,124万画素もあれば,ピントがきっちりあっているかどうかは,大きな問題となる。固定焦点というのは,さすがに画質面で大きな期待ができないと言っておきたい。だが,このカメラの小ささは,とてつもなく魅力的だ。携帯性でこのカメラと勝負できるのは,コンパクトディジタルカメラではなくカメラ内蔵の携帯電話機である。そう考えれば,フラッシュが内蔵されている分だけ,携帯電話機よりも進んでいることになる。
CASIO EX-S1, 5.6mm F2.5
固定焦点のためピントに期待はできないが,色のメリハリがあるために案外と見られる画像になっている。