ニコンFマウントの交換レンズを使えるディジタル一眼レフカメラは,撮像素子の大きさで2つに分類される。1つは,フィルムのライカ判サイズ(約36mm×約24mm)のものである。もう1つは,それよりもひとまわり小さな,いわゆるAPS-Cサイズ(約24mm×約16mm)のものである。ニコンでは,ライカ判サイズのものを「FXフォーマット」,いわゆるAPS-Cサイズのものを「DXフォーマット」と称している。 ニコンが発売するニコンFマウントのデジタル一眼レフカメラで,はじめてライカ判サイズの撮像素子を採用したものは,2007年11月に発売されたNikon D3である(ニコン以外が発売するものとしては,Kodak DCS Pro 14nが2003年に発売されている)。Nikon D3は,FXフォーマットすなわちライカ判サイズの撮像素子をもつデジタルカメラであると同時に,製品ラインアップにおける最上位モデルでもあった。このとき同時に,「DXフォーマットの最上位機種」として発売されたのが,Nikon D300である。
ライブビューやセンサークリーニングなどのあたらしい機能がとりいれられ,ファインダーの視野率がおよそ100%になっているなど,高い基本性能をもつ。Nikon D3とくらべた場合,はるかにコンパクトであることや,フラッシュが内蔵されていることはやはり便利であることなどは,大きな利点であると言えるだろう。撮像素子のサイズがライカ判サイズであることにこだわらず,記録される画素数が約1200万画素でじゅうぶんならば,いつまでも見劣りしない実用性を誇ることができるカメラである。
ニコンFマウントの交換レンズを使えるディジタル一眼レフカメラは,撮像素子の大きさで2つに分類される。1つは,フィルムのライカ判サイズ(約36mm×約24mm)のものである。もう1つは,それよりもひとまわり小さな,いわゆるAPS-Cサイズ(約24mm×約16mm)のものである。ニコンでは,ライカ判サイズのものを「FXフォーマット」,いわゆるAPS-Cサイズのものを「DXフォーマット」と称している。
ニコンが発売するニコンFマウントのデジタル一眼レフカメラで,はじめてライカ判サイズの撮像素子を採用したものは,2007年11月に発売されたNikon D3である(ニコン以外が発売するものとしては,Kodak DCS Pro 14nが2003年に発売されている)。Nikon D3は,FXフォーマットすなわちライカ判サイズの撮像素子をもつデジタルカメラであると同時に,製品ラインアップにおける最上位モデルでもあった。このとき同時に,「DXフォーマットの最上位機種」として発売されたのが,Nikon D300である。
ライブビューやセンサークリーニングなどのあたらしい機能がとりいれられ,ファインダーの視野率がおよそ100%になっているなど,高い基本性能をもつ。Nikon D3とくらべた場合,はるかにコンパクトであることや,フラッシュが内蔵されていることはやはり便利であることなどは,大きな利点であると言えるだろう。撮像素子のサイズがライカ判サイズであることにこだわらず,記録される画素数が約1200万画素でじゅうぶんならば,いつまでも見劣りしない実用性を誇ることができるカメラである。