正面に4つのレンズがあり,シャッターレリーズボタンを押すと内部で円盤状のシャッターが回転して,わずかの時差がついた4つの画像を,ライカ判の1コマに写しこむようになっている。連続する動作を,分割写真として記録することができるカメラである。ただし,露出もピントも固定されており,実質的なシャッター速度も遅いので,実用性には少々疑問がある。 製造メーカーや発売年など,まったく不明なカメラである。箱やボディに「Graphic35」という名称が記載されているが,「グラフレックス」で有名なアメリカのメーカーが発売した同名のカメラとは,まったく無関係であろう。似たようなカメラが,いろいろな名称で発売されているようである。
左上→左下→右下→右上と,反時計回りに4コマの連続写真を撮ることができる。内部の反射なども,十分な対策はほどこされていないようである。露光時間はあまり短くないようで,動く自動車を写しとめることはできそうにない。
逆光には,とんでもなく弱いようである。しかし,この種のカメラで,そういう性能を語るのは「野暮」ってものだろう(そりゃ,描写的に十分な方が,ありがたいのは間違いないが)。動きを組み合せて見せるとおもしろい被写体をさがしてみよう。
正面に4つのレンズがあり,シャッターレリーズボタンを押すと内部で円盤状のシャッターが回転して,わずかの時差がついた4つの画像を,ライカ判の1コマに写しこむようになっている。連続する動作を,分割写真として記録することができるカメラである。ただし,露出もピントも固定されており,実質的なシャッター速度も遅いので,実用性には少々疑問がある。
製造メーカーや発売年など,まったく不明なカメラである。箱やボディに「Graphic35」という名称が記載されているが,「グラフレックス」で有名なアメリカのメーカーが発売した同名のカメラとは,まったく無関係であろう。似たようなカメラが,いろいろな名称で発売されているようである。
Graphic35, GOLD200
左上→左下→右下→右上と,反時計回りに4コマの連続写真を撮ることができる。内部の反射なども,十分な対策はほどこされていないようである。露光時間はあまり短くないようで,動く自動車を写しとめることはできそうにない。
Graphic35, GOLD200
逆光には,とんでもなく弱いようである。しかし,この種のカメラで,そういう性能を語るのは「野暮」ってものだろう(そりゃ,描写的に十分な方が,ありがたいのは間違いないが)。動きを組み合せて見せるとおもしろい被写体をさがしてみよう。