3倍ズームレンズを内蔵,MRC機能をもった,APSのフルオートカメラである。レンズは沈胴式,フラッシュはリトラクタブル型のため,電源をオフにした状態では,とてもシンプルな外観となる。 このブラックボディのモデルは,日本カメラショー(フォトエキスポ2002)「カメラ総合カタログ」では,vol.118(2002年)に,「ライカ C11 BLACK」として掲載されている。この号では,このブラックモデルだけが掲載されている。この前年に発行されたvol.117(2001年)には,「ライカ C11」として,色違いのシルバーモデルだけが掲載されている。そのため,まずシルバーモデルが発売され,翌年にブラックモデルにモデルチェンジしたのかと思ってしまうが,日本カメラ「カメラ年鑑2001年版」では,「ブラックとシルバーの2種類」があると書かれており,発売日は2000年12月になっているので,実際には同時に発売されたのであろう。 これらは,ライカの銘で発売されたAPSのカメラとして,唯一の存在のようである。
レンズには「VARIO 23-70 ASPH」と記されている。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.117では「ライカバリオASPHの3倍ズームレンズ」という表現が使われているが,vol.118では「2枚の非球面レンズ(7群7枚)を使用したバリオエルマーASPH f4.8-9.5/23-70mm」という表現になっており,どこかからか「エルマー」という銘がわきあがっている。このレンズの銘は,正式には「VARIO」なのだろうか,「VARIO-ELMAR」なのだろうか(ただの名前だから,どちらでもよいことではあるが)。ともあれ,望遠側の開放F値がF9.5というのは,いわゆる「暗黒ズーム」の範疇にはいるので,高感度フィルムとの組みあわせて使用するのが前提であろう。
このカメラは,後部表面の素材が劣化してべたべたになっているものが少なくないようである。ここに紹介するカメラも,べたべたになっていた。それをアルコールで清掃したため,文字が消えてしまった(このカメラでは,シールを作成して貼り,文字を補っている)。
3倍ズームレンズを内蔵,MRC機能をもった,APSのフルオートカメラである。レンズは沈胴式,フラッシュはリトラクタブル型のため,電源をオフにした状態では,とてもシンプルな外観となる。
このブラックボディのモデルは,日本カメラショー(フォトエキスポ2002)「カメラ総合カタログ」では,vol.118(2002年)に,「ライカ C11 BLACK」として掲載されている。この号では,このブラックモデルだけが掲載されている。この前年に発行されたvol.117(2001年)には,「ライカ C11」として,色違いのシルバーモデルだけが掲載されている。そのため,まずシルバーモデルが発売され,翌年にブラックモデルにモデルチェンジしたのかと思ってしまうが,日本カメラ「カメラ年鑑2001年版」では,「ブラックとシルバーの2種類」があると書かれており,発売日は2000年12月になっているので,実際には同時に発売されたのであろう。
これらは,ライカの銘で発売されたAPSのカメラとして,唯一の存在のようである。
レンズには「VARIO 23-70 ASPH」と記されている。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.117では「ライカバリオASPHの3倍ズームレンズ」という表現が使われているが,vol.118では「2枚の非球面レンズ(7群7枚)を使用したバリオエルマーASPH f4.8-9.5/23-70mm」という表現になっており,どこかからか「エルマー」という銘がわきあがっている。このレンズの銘は,正式には「VARIO」なのだろうか,「VARIO-ELMAR」なのだろうか(ただの名前だから,どちらでもよいことではあるが)。ともあれ,望遠側の開放F値がF9.5というのは,いわゆる「暗黒ズーム」の範疇にはいるので,高感度フィルムとの組みあわせて使用するのが前提であろう。
このカメラは,後部表面の素材が劣化してべたべたになっているものが少なくないようである。ここに紹介するカメラも,べたべたになっていた。それをアルコールで清掃したため,文字が消えてしまった(このカメラでは,シールを作成して貼り,文字を補っている)。