1940年代にアメリカのコダックは「EKTRA」(エクトラ)という名称の,高級35mm判カメラを発売した。その約40年後に,「EKTRA」の名称が110判カメラに与えられることになった経緯は,よく知らない。ともあれ1980年前後に,「EKTRA」という名称の110判カメラが何機種か発売された。 テレ・エクトラライトの「テレ」は,望遠レンズを内蔵していることをあらわし,「ライト」はフラッシュを内蔵していることをあらわしている。日本カメラショー「カメラ総合カタログ vol.73」(1982年版)において,固定焦点で固定露出,フラッシュ撮影にはフリップフラッシュを使う仕様のコダック エクトラ200,エレクトロフラッシュ内蔵のコダック エクトラライト400などととあわせたシリーズの最上位モデルとして掲載されている。 コダック テレ・エクトラライト600のフラッシュは自動発光式であり,日本カメラショー「カメラ総合カタログ vol.73」(1982年版)では,「被写体の明るさを自動的に読みとり,必要な時にだけ発光する“センサライト・ストロボ”を世界で初めて内蔵」と強くアピールされている。 標準レンズと望遠レンズの切りかえは,テレコンバータが挿入されるものではなく,レンズをまるごと入れかえるようになっている。標準レンズ(ノーマル)モードでは固定焦点であるが,望遠レンズ(テレ)モードでは,ゾーンフォーカス式でピント調整ができるようになっているところも,目立たないが大きな特徴といえる。
1940年代にアメリカのコダックは「EKTRA」(エクトラ)という名称の,高級35mm判カメラを発売した。その約40年後に,「EKTRA」の名称が110判カメラに与えられることになった経緯は,よく知らない。ともあれ1980年前後に,「EKTRA」という名称の110判カメラが何機種か発売された。
テレ・エクトラライトの「テレ」は,望遠レンズを内蔵していることをあらわし,「ライト」はフラッシュを内蔵していることをあらわしている。日本カメラショー「カメラ総合カタログ vol.73」(1982年版)において,固定焦点で固定露出,フラッシュ撮影にはフリップフラッシュを使う仕様のコダック エクトラ200,エレクトロフラッシュ内蔵のコダック エクトラライト400などととあわせたシリーズの最上位モデルとして掲載されている。
コダック テレ・エクトラライト600のフラッシュは自動発光式であり,日本カメラショー「カメラ総合カタログ vol.73」(1982年版)では,「被写体の明るさを自動的に読みとり,必要な時にだけ発光する“センサライト・ストロボ”を世界で初めて内蔵」と強くアピールされている。
標準レンズと望遠レンズの切りかえは,テレコンバータが挿入されるものではなく,レンズをまるごと入れかえるようになっている。標準レンズ(ノーマル)モードでは固定焦点であるが,望遠レンズ(テレ)モードでは,ゾーンフォーカス式でピント調整ができるようになっているところも,目立たないが大きな特徴といえる。