コダック

ディスク4000

Kodak / disc4000

 円盤状のディスクフィルムを採用し,厚さ2cmという携帯性にすぐれた新規格のカメラである。ディスクフィルムは4×5判シートフィルムのように厚く,円盤状のフィルムの周囲に15コマが撮影できるようになっている。自動発光フラッシュを組みこんだり,電源にリチウム電池を採用するなど,非常に意欲的な製品だった。discフィルムを使用するdiscカメラはコダックのほかにミノルタなどからも発売されたが,日本国内ではあまり普及することもなく,早くからフィルムの入手が困難になり,現像処理もおこなわれなくなった。また,アメリカでも,1998年末でフィルムの製造が完全に終了し,フィルムの有効期限が切れた後は,現像処理もおこなわれなくなる。

Kodak disc4000, Body No. ---
撮影レンズ12.5mm F12.6
露出F6 1/200固定,フラッシュ発光時F2.8 1/100固定
ピント調節固定焦点 1.2m〜
使用フィルムディスクフィルム
発売1982年