フラッシュがオプションとして発売された,オートフォーカス式コンパクトカメラである。本体にはフラッシュが内蔵されていないため,当時としてはたいへん小型なカメラとなった。オートフォーカス式コンパクトカメラでフラッシュが内蔵されていないものは,このほかには同時期のキヤノンMCや後のコニカHEXARなど例が少ない。 オプションとしては,フラッシュのほかにデータバックが用意されている。オプションのフラッシュやデータバックをあわせると,当時のフルオートコンパクトカメラよりもやや高価な価格となる。 このカメラは,6群6枚構成という凝ったレンズを採用している。また,コンパクトカメラでのピントは,全群(レンズ全体)あるいは前玉(前のほうにあるレンズ群)だけが移動して調整されるのが一般的だが,このカメラでは後群(フィルム直前にあるレンズ群)が移動して調整される「リアフォーカス式」になっている。そのため,カメラの前からではレンズの動きが見えず,オートフォーカスがはたらいているかどうかがわからない。これらのことをあわせて考えれば,やや高級で高性能な路線を狙ったカメラということになりそうだ。 このカメラの巻き上げはノブ式であり,レンズバリアをもったスタイルはオリンパスXAあたりにも影響されているのであろう。
あまり「ぬめっ」とした印象を受けないあたりは,描写がどちらかというと硬調であることを示しているのだろう。
フラッシュがオプションとして発売された,オートフォーカス式コンパクトカメラである。本体にはフラッシュが内蔵されていないため,当時としてはたいへん小型なカメラとなった。オートフォーカス式コンパクトカメラでフラッシュが内蔵されていないものは,このほかには同時期のキヤノンMCや後のコニカHEXARなど例が少ない。
オプションとしては,フラッシュのほかにデータバックが用意されている。オプションのフラッシュやデータバックをあわせると,当時のフルオートコンパクトカメラよりもやや高価な価格となる。
このカメラは,6群6枚構成という凝ったレンズを採用している。また,コンパクトカメラでのピントは,全群(レンズ全体)あるいは前玉(前のほうにあるレンズ群)だけが移動して調整されるのが一般的だが,このカメラでは後群(フィルム直前にあるレンズ群)が移動して調整される「リアフォーカス式」になっている。そのため,カメラの前からではレンズの動きが見えず,オートフォーカスがはたらいているかどうかがわからない。これらのことをあわせて考えれば,やや高級で高性能な路線を狙ったカメラということになりそうだ。
このカメラの巻き上げはノブ式であり,レンズバリアをもったスタイルはオリンパスXAあたりにも影響されているのであろう。
MINOLTA AF-C (MINOLTA LENS 35mm F2.8), JX100
MINOLTA AF-C (MINOLTA LENS 35mm F2.8), JX100
あまり「ぬめっ」とした印象を受けないあたりは,描写がどちらかというと硬調であることを示しているのだろう。