広角35mmと望遠70mmとに撮影レンズの切り替えができる,「2倍望遠」の2焦点カメラである。35mmレンズのときは3群3枚構成で開放F値がF3.3となっており,明るさについてもがんばっている。70mmレンズのときは6群7枚構成で開放F値がF6.7となっていることから,リアにテレコンバージョンレンズが挿入される方式であることがわかる。 望遠レンズが使えるだけでなく,70mmレンズのときには0.5mまでの近接撮影も可能になっている。このとき,手のひらの大きさまでが画面いっぱいに写せるとしている。近接撮影のときにはピントの精度が気になるわけだが,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.91(1988年3月)では,「高精度40段オートフォーカス」が謳われている。これは,(正しく測距してくれるならば)じゅうぶんな細かさといえるだろう。なお,標準価格は53,800円(ケース2,000円)となっている。 日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.91では,下位モデルに相当する「望遠カルディア」も掲載されている。こちらは「1.6倍望遠(34mm F4.5と53mm F6.7)」となっており,最短撮影距離は1mである。「高精度オートフォーカス機構」を称しているが,段数は記載されていない。標準価格は34,800円(ケース2,000円)であり,「望遠カルディアスーパー」とは大きな差があるようだ。
広角35mmと望遠70mmとに撮影レンズの切り替えができる,「2倍望遠」の2焦点カメラである。35mmレンズのときは3群3枚構成で開放F値がF3.3となっており,明るさについてもがんばっている。70mmレンズのときは6群7枚構成で開放F値がF6.7となっていることから,リアにテレコンバージョンレンズが挿入される方式であることがわかる。
望遠レンズが使えるだけでなく,70mmレンズのときには0.5mまでの近接撮影も可能になっている。このとき,手のひらの大きさまでが画面いっぱいに写せるとしている。近接撮影のときにはピントの精度が気になるわけだが,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.91(1988年3月)では,「高精度40段オートフォーカス」が謳われている。これは,(正しく測距してくれるならば)じゅうぶんな細かさといえるだろう。なお,標準価格は53,800円(ケース2,000円)となっている。
日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.91では,下位モデルに相当する「望遠カルディア」も掲載されている。こちらは「1.6倍望遠(34mm F4.5と53mm F6.7)」となっており,最短撮影距離は1mである。「高精度オートフォーカス機構」を称しているが,段数は記載されていない。標準価格は34,800円(ケース2,000円)であり,「望遠カルディアスーパー」とは大きな差があるようだ。