アメリカのイーストマン・コダック社が,はじめて発売した35mm判カメラ「コダック35」(1938年)に,連動距離計を搭載したカメラである。後からとってつけたような距離計への連動機構がカバーで覆われている点や,ボディにシャッターレリーズボタンがなく,レンズの横のレバーを直接操作することでシャッターを切るようになっている点など,既存の部品を組み合わせて,急ごしらえでつくりあげられたような印象を受ける。それだけに,操作性は極悪である。 撮影レンズは,製造年代によって何種類かあるようだが,このカメラに搭載されているレンズはKodak Anastar 50mm F3.5である。また,「CAMEROSITY」の原則(*1)にしたがえば,このレンズの製造年は1949年である。
*1:c=1, a=2, m=3, e=4, ……, t=9, y=0
以前,撮影したときにはあいまいな描写を示したのだが,あらためて撮影してみると,かなり硬質で,意外と現代的な印象を受ける画像が得られた。
アメリカのイーストマン・コダック社が,はじめて発売した35mm判カメラ「コダック35」(1938年)に,連動距離計を搭載したカメラである。後からとってつけたような距離計への連動機構がカバーで覆われている点や,ボディにシャッターレリーズボタンがなく,レンズの横のレバーを直接操作することでシャッターを切るようになっている点など,既存の部品を組み合わせて,急ごしらえでつくりあげられたような印象を受ける。それだけに,操作性は極悪である。
撮影レンズは,製造年代によって何種類かあるようだが,このカメラに搭載されているレンズはKodak Anastar 50mm F3.5である。また,「CAMEROSITY」の原則(*1)にしたがえば,このレンズの製造年は1949年である。
*1:c=1, a=2, m=3, e=4, ……, t=9, y=0
Kodak35 with Rangefinder camera, Kodak Anastar 50mm F3.5, DNP CENTURIA100
Kodak35 with Rangefinder camera, Kodak Anastar 50mm F3.5, DNP CENTURIA100
以前,撮影したときにはあいまいな描写を示したのだが,あらためて撮影してみると,かなり硬質で,意外と現代的な印象を受ける画像が得られた。