フォーカルプレン式のシャッターではじめて,1/250秒でX接点のフラッシュ(スピードライト)に同調するようになった,35mm判一眼レフカメラである。幕速が高速化されたシャッターユニットを活かして,1/4000秒という最高速も実現されている。1/4000秒というシャッター速度をはじめて搭載したのは,この「ニコン ニューFM2」の先代モデル「ニコンFM2」だったが,そのときのX接点の同調速度は1/200秒だった。それ以前の縦走り式フォーカルプレンシャッターでのX接点同調速度はせいぜい1/125秒であり,シャッター速度が1段速く1/250秒が使えるようになったことで,とくにデーライトシンクロ撮影に有利であると宣伝されていた。
内蔵された露出計は,初代FMと同様に中央部重点TTL露出計になっている。Ai方式の開放測光であるが,Ai連動ピンが倒せなくなっているため,Ai以前のニッコールレンズを取りつけることができない。
ボディの大きさはFMシリーズ最初の「ニコン FM」とほぼ同じであり,電動ワインダーMD-12やデータバックMF-12などが共用できる。それに対して操作方法は「ニコンFM」と微妙に変わっており,その差が微妙であるだけに併用すると迷いやすいところである。もっとも,FM10も含めたFMシリーズおよびFEシリーズ全体で見れば,初代FMだけ操作方法が「ほかと違う」わけなので,初代FMを使う場合にだけ気をつければよいことである。 具体的には,露出計の電源ON/OFFとシャッターレリーズロックが異なる。初代FMでは,巻き上げレバーを引き出して露出計ON,レバーを納めれば露出計OFFで,それ以前のニコマートFTnなどと共通する操作方法である。また,初代FMでは,シャッターレリーズボタン回りのリングを回すことで,レリーズロックおよびその解除ができる。これ対してNew FM2などでは,巻き上げレバーを引き出してレリーズロックを解除し,シャッターレリーズボタンを半押しすることで露出計がONになる。
フォーカルプレン式のシャッターではじめて,1/250秒でX接点のフラッシュ(スピードライト)に同調するようになった,35mm判一眼レフカメラである。幕速が高速化されたシャッターユニットを活かして,1/4000秒という最高速も実現されている。1/4000秒というシャッター速度をはじめて搭載したのは,この「ニコン ニューFM2」の先代モデル「ニコンFM2」だったが,そのときのX接点の同調速度は1/200秒だった。それ以前の縦走り式フォーカルプレンシャッターでのX接点同調速度はせいぜい1/125秒であり,シャッター速度が1段速く1/250秒が使えるようになったことで,とくにデーライトシンクロ撮影に有利であると宣伝されていた。
内蔵された露出計は,初代FMと同様に中央部重点TTL露出計になっている。Ai方式の開放測光であるが,Ai連動ピンが倒せなくなっているため,Ai以前のニッコールレンズを取りつけることができない。
ボディの大きさはFMシリーズ最初の「ニコン FM」とほぼ同じであり,電動ワインダーMD-12やデータバックMF-12などが共用できる。それに対して操作方法は「ニコンFM」と微妙に変わっており,その差が微妙であるだけに併用すると迷いやすいところである。もっとも,FM10も含めたFMシリーズおよびFEシリーズ全体で見れば,初代FMだけ操作方法が「ほかと違う」わけなので,初代FMを使う場合にだけ気をつければよいことである。
具体的には,露出計の電源ON/OFFとシャッターレリーズロックが異なる。初代FMでは,巻き上げレバーを引き出して露出計ON,レバーを納めれば露出計OFFで,それ以前のニコマートFTnなどと共通する操作方法である。また,初代FMでは,シャッターレリーズボタン回りのリングを回すことで,レリーズロックおよびその解除ができる。これ対してNew FM2などでは,巻き上げレバーを引き出してレリーズロックを解除し,シャッターレリーズボタンを半押しすることで露出計がONになる。