第7展示室(1)

レンズ交換式ディジタルカメラ

interchangeable-lens digital cameras

ディジタルカメラはコンピュータの周辺機器

 光による化学反応を利用したフィルムなどを使わず,電気的に画像を記録するカメラは,ビデオカメラの発展につれて,いろいろと登場した。新聞紙面などがコンピュータ上で作成される(DTP)ようになると,記者は写真原稿の作成のためにディジタルカメラを積極的に使うようになる。遠隔地から通信回線を通じて画像データを送ることができ,現像などの手間も不要なので,撮影した画像をすぐに紙面に反映させられるようになった。

ディジタル一眼レフカメラ

 一眼レフカメラとは,撮像素子の前にミラーがあって,像をファインダーに導くしくみをもったタイプのカメラである。そのためボディは大きくなってしまうが,大型の撮像素子を利用できたり,操作ボタン等をゆったりと機能的に配置できたりするなど,メリットも大きい。また,フィルムの一眼レフカメラと交換レンズ等を共用できるようになっているなど,システムの充実したものも多い。そもそもフィルム時代から一眼レフカメラを使ってきた人にとっては,ユーザインタフェースが共通であることからなじみやすい,という面も重要であろう。
 初期のディジタル一眼レフカメラはきわめて高価であり,一般の人が趣味で使うために購入できるようなものではなかった。報道や印刷などの現場で徐々に普及していき,多くの人にとっても買いやすい価格の製品があらわれたことで,一気に普及していった。

ニコンD70

Nikon / D70

(2004.03, 6.1M)


コダック DCS Pro 14n

Kodak / DCS Pro 14n

(2003.05, 13.5M)


フジ ファインピクスS2プロ

FUJI / FinePix S2 Pro

(2002.06, 12.1M (CCD 6.1M))


ニコン D1

Nikon / D1

(1999.09, 2.6M)


フジックス DS-505A

FUJI / FUJIX DS-505A

(1996.09, 1.3M)


コダック DCS460

Kodak / DCS460

(1994.08, 6.2M)


<参考>レンズ固定式のディジタル一眼レフカメラ

「一眼レフ」=「レンズ交換可能」ではない。レンズ交換ができなくても,レンズを通った像を,ミラーを利用してファインダーと撮像素子とに導く機構をもつことが「一眼レフ」である条件となる。このようなディジタルカメラは,液晶モニタを使わないことでバッテリーの消耗を押さえることも目的の1つだったのではないだろうか。

オリンパスC-1400L

 (第7展示室(2)に移動します。)

OLYMPUS / CAMEDIA C-1400L

(1997.10, 1.3M)


「ミラーレス」カメラ

 レンズ交換式ディジタルカメラのなかには,ミラーを使った「一眼レフ」形式や二重像合致式連動距離計のような,機械的なピント調整機構をもたないものがある。そのような機種は,EVF (電子式ビューファインダー,Electoric View Finder)を用いたり,画像確認用の液晶モニタをファインダーがわりにして使うようになっている。そのようなタイプのディジタルカメラは「一眼レフカメラ」のようなレフレックス機構を持たないことから,「一眼カメラ」「ミラーレスカメラ」あるいは「ミラーレス一眼カメラ」など,メーカーによってさまざまな呼び方をされる。ここでは,「一眼カメラ」では「一眼レフカメラ」と誤認しやすいことから,「ミラーレス」の呼称を使用する。ただし,あくまでも俗称としてとらえているので,必要に応じて「いわゆる『ミラーレス』カメラ」のように,「ミラーレス」の部分を「 」で囲うことにする。
 なぜならば,レンズ固定式のコンパクトディジタルカメラも,撮影レンズを通った像を液晶モニタに映してファインダーとして撮影する「一眼カメラ」であるし,一眼レフカメラのような反射鏡を使ったファインダーを持たないので「ミラーレスカメラ」だからである。
 ここでいう,いわゆる「ミラーレス」カメラは,レンズ交換が可能なことで分類される。一眼レフカメラのようなミラーを使った機構が必要ないために,レンズのフランジバック(レンズと撮像素子との距離)を短くすることが比較的容易になる。それは,気候の単純化によるコスト削減や,撮像素子を小さくすることができたり,さまざまなマウントアダプタで遊べたりするというメリットにもつながる。

ソニー α NEX-C3

SONY / NEX-C3

(2011.06, 16M)