1980年に発売(海外では1979年)された絞り優先AE専用機であるNikon EMと似たサイズの,小型軽量な一眼レフカメラである。 Nikon FG-20は,絞り優先AEとマニュアル露出での撮影が可能である。ファインダー内の露出計表示は,指針でシャッター速度を示すタイプのものになっている。この面から見れば,AE専用だったNikon EMにマニュアル露出モードを加えたモデルであるという見方ができる。あるいは,その名称が示すように,1982年に発売されたマルチモードAE機であるNikon FGの下位モデルであるという見方もできる。 Nikon EM,Nikon FG,Nikon FG-20の3機種はほぼ同じサイズで,ワインダーMD-E (当初,Nikon EM用として発売)やMD-14 (Nikon FG用として発売)が共用できる。シャッターレリーズボタンやシャッター速度ダイアルの位置も,ほぼ共通しており,1つのシリーズとしてみなすことができる。この中だけで考えれば,プログラムAEも可能なNikon FGが最上位モデルで,Nikon FG-20は,Nikon FGとNikon EMのあいだのモデルということになる。このなかでは,Nikon FG-20が440gでもっとも軽い (Nikon EMは460g,Nikon FGは490g)。Nikon FM10 (420g)が発売されるまでは,ニコンの一眼レフカメラで,もっとも軽い機種であった。
絞り優先AEとマニュアル露出が使える一眼レフカメラは,シンプルで使いやすい。そのうえコンパクトだから,いうことなし。 ただ,中古カメラ店では,Nikon FMやNikon FEにくらべると,目にする機会が少ないと感じられる。納得できる価格で見つけたら,迷わず入手しておくようにしたいものだ。
1980年に発売(海外では1979年)された絞り優先AE専用機であるNikon EMと似たサイズの,小型軽量な一眼レフカメラである。
Nikon FG-20は,絞り優先AEとマニュアル露出での撮影が可能である。ファインダー内の露出計表示は,指針でシャッター速度を示すタイプのものになっている。この面から見れば,AE専用だったNikon EMにマニュアル露出モードを加えたモデルであるという見方ができる。あるいは,その名称が示すように,1982年に発売されたマルチモードAE機であるNikon FGの下位モデルであるという見方もできる。
Nikon EM,Nikon FG,Nikon FG-20の3機種はほぼ同じサイズで,ワインダーMD-E (当初,Nikon EM用として発売)やMD-14 (Nikon FG用として発売)が共用できる。シャッターレリーズボタンやシャッター速度ダイアルの位置も,ほぼ共通しており,1つのシリーズとしてみなすことができる。この中だけで考えれば,プログラムAEも可能なNikon FGが最上位モデルで,Nikon FG-20は,Nikon FGとNikon EMのあいだのモデルということになる。このなかでは,Nikon FG-20が440gでもっとも軽い (Nikon EMは460g,Nikon FGは490g)。Nikon FM10 (420g)が発売されるまでは,ニコンの一眼レフカメラで,もっとも軽い機種であった。
絞り優先AEとマニュアル露出が使える一眼レフカメラは,シンプルで使いやすい。そのうえコンパクトだから,いうことなし。
ただ,中古カメラ店では,Nikon FMやNikon FEにくらべると,目にする機会が少ないと感じられる。納得できる価格で見つけたら,迷わず入手しておくようにしたいものだ。