マミヤ

マミヤシックス T型

Mamiya / Mamiya-Six 1

 1940年から1955年にかけて製造された,「マミヤシックス」シリーズの最初のモデルで,ある。「マミヤシックス」シリーズ最大の特徴は,レンズ部分ではなくボディ内のフィルムが前後に移動することでピント調整をおこなうバックフォーカス式を実現していることにある。
 マミヤシックスは,正面から見たときの外見で,おおまかに3つに分類できる。

・前期(昭和10年代) 丸い窓が2つと四角い窓が1つ
・中期(昭和20年代) 丸い窓が1つと四角い窓が1つ
・後期(昭和30年代) 四角い窓が2つ

 マミヤシックスの戦前のモデルは,正面から見たときに窓が3つあることですぐに識別ができる。
 このT型は,1940年から製造されたもので,K.O.L. Special 7.5cm F3.5というレンズが装着されている。また,1秒から1/200秒のNKS-TOKYOシャッターがついている。

Mamiya-Six 1, Body No.6428
レンズK.O.L. Special 7.5cm F3.5
シャッター速度T, B, 1, 1/2, 1/5, 1/10, 1/25, 1/50, 1/100, 1/200
ピント調節二重像合致式距離計連動,背面のノブを回すことによりフィルム面が前後する「バックフォーカス」方式。
フィルム送りノブ巻き上げ,1コマ目赤窓,以後,自動巻き止め
画面サイズ6cm×6cm 発売1940年