1939年に,ドイツのKW(カメラベルク)社が製造した,6×6判一眼レフカメラ。珍しい機種ではないが,実用的にも,コレクション的にも人気があまりないせいか,店頭で見かけることは少ない。一眼レフの特徴であるミラーをシャッターにしたもので,メカニズムは簡素なものであり,そのためか故障も少ないという評判を聞く。 ピロート・スーパーは,1933年に発売された,ピロート6を改良したものである。KW社は,この後,35mm判一眼レフの,プラクチフレックスをつくり,有名なプラクチカをつくることになる。 付属のレンズは,7.5cm F4.5で,ファインダー像は,決して明るくない。そのため,フードに組みこまれたルーペを使わないと,ピントあわせは困難である。レンズ交換が可能なしくみになっているが,望遠レンズや広角レンズなどは用意されていなかったといわれている。一方,標準レンズには,F2.9のものやF3.5のものも,あったらしい。 ピロート・スーパーは,6×6判と6×4.5判の兼用になっており,本来は6×4.5判用のマスクが付属している。背面の赤窓も,6×6判用のものと6×4.5判用のものが用意されている。二重露出防止機構は組みこまれているが,巻き上げとシャッターチャージは連動していない。二重露出防止機構を解除して,多重露出をおこなうことも可能である。 なお,このボディには,オリジナルには存在していなかった,透視ファインダーが取りつけられている。
後に,このカメラを模倣したと思われるカメラが,中国でつくられている(長城,GreatWall)。
ファインダーは暗く,ピントあわせは決して容易なものではない。遠景であれば,ほぼ無限遠で問題ないと思われるが,描写はやや甘いように感じる。
短時間でピントをあわせるのは,ファインダーが暗いため,正直に言って難しい。
1939年に,ドイツのKW(カメラベルク)社が製造した,6×6判一眼レフカメラ。珍しい機種ではないが,実用的にも,コレクション的にも人気があまりないせいか,店頭で見かけることは少ない。一眼レフの特徴であるミラーをシャッターにしたもので,メカニズムは簡素なものであり,そのためか故障も少ないという評判を聞く。
ピロート・スーパーは,1933年に発売された,ピロート6を改良したものである。KW社は,この後,35mm判一眼レフの,プラクチフレックスをつくり,有名なプラクチカをつくることになる。
付属のレンズは,7.5cm F4.5で,ファインダー像は,決して明るくない。そのため,フードに組みこまれたルーペを使わないと,ピントあわせは困難である。レンズ交換が可能なしくみになっているが,望遠レンズや広角レンズなどは用意されていなかったといわれている。一方,標準レンズには,F2.9のものやF3.5のものも,あったらしい。
ピロート・スーパーは,6×6判と6×4.5判の兼用になっており,本来は6×4.5判用のマスクが付属している。背面の赤窓も,6×6判用のものと6×4.5判用のものが用意されている。二重露出防止機構は組みこまれているが,巻き上げとシャッターチャージは連動していない。二重露出防止機構を解除して,多重露出をおこなうことも可能である。
なお,このボディには,オリジナルには存在していなかった,透視ファインダーが取りつけられている。
後に,このカメラを模倣したと思われるカメラが,中国でつくられている(長城,GreatWall)。
PILOT Super, Pilotar 7.5cm F4.5, FUJI SuperG100
ファインダーは暗く,ピントあわせは決して容易なものではない。遠景であれば,ほぼ無限遠で問題ないと思われるが,描写はやや甘いように感じる。
PILOT Super, Pilotar 7.5cm F4.5, FUJI SuperG100
短時間でピントをあわせるのは,ファインダーが暗いため,正直に言って難しい。