セイコーの電子シャッターを使用する,セミ判(6×4.5判)一眼レフカメラである(ちなみに,マミヤやペンタックスのセミ判一眼レフカメラは,フォーカルプレーンシャッターを採用している)。巻き上げはクランク式で,スタートマーク式のセミオートマット,セルフコッキングになっている。オプション品として,電動式のワインダーが用意されているほか,35mm判一眼レフカメラのようにレバーで巻き上げられるようになるスピードグリップがある。これらを取り付けやすいように,クランクは簡単にはずすことができる。ミラーは,クイックリターン式にはなっていないが,巻き上げると降りてくるようになっている。ワインダーで自動巻き上げをおこなえば,クイックリターンミラーのような感覚での使用が可能になる。 ウエストレベルファインダーによる撮影以外に,AEプリズムファインダーが用意されている。AEプリズムファインダーを使用したときには,絞り優先AE撮影が可能になる。ZENZA BRONICA ETRS用のAEプリズムファインダーはII型になっている。ETRSと組み合わせれば,シャッターレリーズボタンの半押し動作で,ファインダーに内蔵された露出計がONになる。一方,先代モデルであるZENZA BRONICA ETR用のAEプリズムファインダーは,ファインダー前面のボタンを押すことで露出計がONになる。この点が,ETRからETRSへの改良点の1つである。 ファインダースクリーンは,交換可能である。35mm判一眼レフカメラにくらべてファインダーが広いため,ファインダースクリーンの交換も容易である。 標準レンズは,ZENZANON 75mm F2.8である。交換レンズとしては,魚眼30mm,広角40mmから望遠500mm,テレコンバータやズームレンズもあり,35mm判一眼レフカメラ並みの豊富なシステムが用意されている。なお,レンズ交換はシャッターをチャージした状態でおこなう。 ボディからレンズ,ファインダー,フィルムホルダ等を取り外すことが可能であるが,その際に操作ミスを防ぐ工夫がいろいろと折りこまれている。まず,シャッターをチャージした状態でなければレンズを取り外すボタンを押すことができない。これによって,無理にレンズを外すことによって機械的な連携に生じる可能性のある故障を防ぐことができる。フィルムホルダに引き蓋が差しこまれているときには,シャッターレリーズボタンを押すことができないようになっており,引き蓋の抜き忘れによる撮影ミスを防止できる。また,引き蓋が差しこまれていないときには,フィルムホルダを外すことができないようになっている。
セイコーの電子シャッターを使用する,セミ判(6×4.5判)一眼レフカメラである(ちなみに,マミヤやペンタックスのセミ判一眼レフカメラは,フォーカルプレーンシャッターを採用している)。巻き上げはクランク式で,スタートマーク式のセミオートマット,セルフコッキングになっている。オプション品として,電動式のワインダーが用意されているほか,35mm判一眼レフカメラのようにレバーで巻き上げられるようになるスピードグリップがある。これらを取り付けやすいように,クランクは簡単にはずすことができる。ミラーは,クイックリターン式にはなっていないが,巻き上げると降りてくるようになっている。ワインダーで自動巻き上げをおこなえば,クイックリターンミラーのような感覚での使用が可能になる。
ウエストレベルファインダーによる撮影以外に,AEプリズムファインダーが用意されている。AEプリズムファインダーを使用したときには,絞り優先AE撮影が可能になる。ZENZA BRONICA ETRS用のAEプリズムファインダーはII型になっている。ETRSと組み合わせれば,シャッターレリーズボタンの半押し動作で,ファインダーに内蔵された露出計がONになる。一方,先代モデルであるZENZA BRONICA ETR用のAEプリズムファインダーは,ファインダー前面のボタンを押すことで露出計がONになる。この点が,ETRからETRSへの改良点の1つである。
ファインダースクリーンは,交換可能である。35mm判一眼レフカメラにくらべてファインダーが広いため,ファインダースクリーンの交換も容易である。
標準レンズは,ZENZANON 75mm F2.8である。交換レンズとしては,魚眼30mm,広角40mmから望遠500mm,テレコンバータやズームレンズもあり,35mm判一眼レフカメラ並みの豊富なシステムが用意されている。なお,レンズ交換はシャッターをチャージした状態でおこなう。
ボディからレンズ,ファインダー,フィルムホルダ等を取り外すことが可能であるが,その際に操作ミスを防ぐ工夫がいろいろと折りこまれている。まず,シャッターをチャージした状態でなければレンズを取り外すボタンを押すことができない。これによって,無理にレンズを外すことによって機械的な連携に生じる可能性のある故障を防ぐことができる。フィルムホルダに引き蓋が差しこまれているときには,シャッターレリーズボタンを押すことができないようになっており,引き蓋の抜き忘れによる撮影ミスを防止できる。また,引き蓋が差しこまれていないときには,フィルムホルダを外すことができないようになっている。