LPL

暗室時計 (4272)

LPL / Dark Room Timer

 暗室内で,分および秒を計測するための,機械式タイマーである。分針が0を指すまで「あと何分」という使い方をするものなので,分針と秒針のみがある。分針が0になると,ベルが鳴るようになっている。文字盤や,分針,秒針の先端には蛍光塗料が塗布されており,暗室内でも確認が可能である。
 中央の白いボタンは,押すと秒針が0にもどる「セットボタン」である。右側の赤いボタンは,押すとベルが鳴らないようになる。動力はゼンマイで,背面のノブを巻いて使用する。

 この製品は,「写真用品総合カタログ No.6」(1976年版)に,「新製品」として掲載されている。このあと,「写真用品&映像ショーカタログNo.17」(1987年版)に掲載されたクォーツ式の製品が登場するまで,10年以上にわたって供給されつづけたようだ。

LPL Dark Room Timer (4272), No.3ZT002
駆動方式機械式(ゼンマイ)
発売1976年ころ〜1987年ころ