フジ

パノラマカルディア

FUJI / PANORAMA CARDIA

画面サイト36mm×13mmの,いわゆるパノラマサイズ専用のカメラである。
 いわゆるパノラマサイズのカメラは,1990年に発売されたレンズ付きフィルム「写ルンです パノラミックHi」およびコンパクトカメラ「HD-M」が最初のようである。
 「パノラマカルディア」は,一見すると,固定焦点,固定露出の簡便なカメラに見えるが,実際には光量に応じて絞りが動き,きちんと露光が調整されている。
 ピントについては,基本的には固定焦点式のカメラである。しかし,「遠景モード」レバーが用意されており,そのレバーを押し下げると,ピント位置が無限遠付近になる。
 また,28mmレンズを搭載し,「パノラマ写真」の効果を高められる工夫もされている。

FUJI PANORAMA CARDIA ,Body No.
撮影レンズFUJINON 28mm F4
シャッター単速 1/1250秒
絞りF4〜F16 自動調整
ピント調節固定,無限遠モードあり
使用フィルムパトローネ入り35mmフィルム
画面サイズ36mm×13mm
電源単3乾電池2本使用
発売1992年

PANORAMA CARDIA (FUJINON 28mm F4), DNP CENTURIA 100

周辺減光が見られるのは,しかたのないことか。ただ,思ったよりも目立たない。


PANORAMA CARDIA (FUJINON 28mm F4), DNP CENTURIA 100

レバーを無限遠モードにして撮影。若干,シャープになったような気もするが,このサイズでははっきりとわからない。