「ボックスカメラ」とよばれるタイプの,簡便なカメラである。ピントは固定,シャッター速度も1速のみ(Bはある),絞りも1段だけ(開放F14とF20)で,調整の余地はない。このような規格であるため,日中に感度ISO100のフィルムを使うとおおむね使えそうな露光が得られる。このカメラは,616というロールフィルムを使うが,これはすでに絶版になっており入手できない。ただ,大型で内部にゆとりがあるため,120フィルムのスプールを継ぎ足せば(「ジャンク大帝」の記事も参照(*1)),なんとか撮影することはできる。 内部のメカニズムは金属の枠に組みこまれているが,外部はボール紙に革(ビニル?)を貼った簡素なものである。縦位置用と横位置用のファインダーがあるが,あくまでも撮影の中心を示す目安に過ぎない。レンズは単玉のせいか,中心部付近は,実用的であると言えるが,周辺部の描写はボケボケである。
フィルム送りは赤窓式である。120フィルムを代用したときのコマ送りの目安は次の通り。 1コマ目 2○o。 2コマ目 4○o。 3コマ目 7○o。 4コマ目 9○o。 5コマ目 12○o。 6コマ目 14○o。 120フィルムで6コマの撮影が可能である。
*1 http://taitei.awane-photo.com/tech/file0025/
ボックスカメラは,海外の通販サイト等でよく見かけることができる。この種のカメラが,たくさん売れていたことを物語っているのだろう。一方,日本国内ではこの種のカメラは,あまり流行しなかったようだ。そのせいか,海外での価格にくらべると,日本国内での価格は,不当に高価に感じられることがある。戦後のコダック製品であるこの機種はとくに安価な印象があり,購入時に表示されていた価格は$10未満のものであった。なお,送料等を勘案すればもう少し高いものになるわけだが,このカメラは,目的とする別のカメラのついでに購入しているので,送料等は気にならない。
「ボックスカメラ」とよばれるタイプの,簡便なカメラである。ピントは固定,シャッター速度も1速のみ(Bはある),絞りも1段だけ(開放F14とF20)で,調整の余地はない。このような規格であるため,日中に感度ISO100のフィルムを使うとおおむね使えそうな露光が得られる。このカメラは,616というロールフィルムを使うが,これはすでに絶版になっており入手できない。ただ,大型で内部にゆとりがあるため,120フィルムのスプールを継ぎ足せば(「ジャンク大帝」の記事も参照(*1)),なんとか撮影することはできる。
内部のメカニズムは金属の枠に組みこまれているが,外部はボール紙に革(ビニル?)を貼った簡素なものである。縦位置用と横位置用のファインダーがあるが,あくまでも撮影の中心を示す目安に過ぎない。レンズは単玉のせいか,中心部付近は,実用的であると言えるが,周辺部の描写はボケボケである。
フィルム送りは赤窓式である。120フィルムを代用したときのコマ送りの目安は次の通り。
1コマ目 2○o。
2コマ目 4○o。
3コマ目 7○o。
4コマ目 9○o。
5コマ目 12○o。
6コマ目 14○o。
120フィルムで6コマの撮影が可能である。
*1 http://taitei.awane-photo.com/tech/file0025/
Kodak BROWNIE TARGET Six-16, NEOPAN SS
ボックスカメラは,海外の通販サイト等でよく見かけることができる。この種のカメラが,たくさん売れていたことを物語っているのだろう。一方,日本国内ではこの種のカメラは,あまり流行しなかったようだ。そのせいか,海外での価格にくらべると,日本国内での価格は,不当に高価に感じられることがある。戦後のコダック製品であるこの機種はとくに安価な印象があり,購入時に表示されていた価格は$10未満のものであった。なお,送料等を勘案すればもう少し高いものになるわけだが,このカメラは,目的とする別のカメラのついでに購入しているので,送料等は気にならない。