コダック

ポケットインスタマチック 40

Kodak / Pocket Instamatic 40

 1972年に発表された110カートリッジフィルムを使うカメラとして,初期のものの1つである。
 110カメラとして横型のスタイルがポピュラーになったのは,このシリーズの影響であろうか。
 絞りは固定されているが,明るさに応じてシャッター速度が自動的に変わるようになっている。そのために電池を必要としているが,4.5Vの「サイズK」とよばれるもので,現在は販売されていないようだ。なお,電池を交換するには,フィルムカートリッジを装填する裏蓋を開く必要がある。ピントは,近距離(1m-2m)と遠距離(2m-∞)に2段階に切りかえられる。基本的には2m以上離れてパンフォーカスとして撮影するように考えられているのだろう,近距離に設定しても,巻き上げをおこなうと遠距離にもどるようになっている。フラッシュ撮影には,マジキューブを使うようになっている。

MADE IN U.S.A.

CHINON Pocketpak Flash Tele, Body No.
撮影レンズ25mm F8
シャッター速度電子シャッター(AE)固定
絞り固定
ピント調節1-2m,2m-∞ 2段階
使用フィルム110カートリッジ
電源4.5V size K
発売1972年