フジ

ネクシアQ1

FUJI / nexia Q1

 APS最末期に発売されたカメラの1つで,若い女性をターゲットに開発された,メタリックカラーのシンプルなカメラである。アクセサリのように身につけることができるように,ネックストラップが付属している。非常に軽量なため,実際にネックストラップで持ち歩いても,ほとんど疲労を感じることはない。カラーバリエーションには,ここで紹介する「パープルメタリック」のほかに,シルバーやブルーメタリック,そのほかの限定カラーなどがあった。
 カメラとしての機能は,非常に割り切ったものであり,シャッター速度も絞りも固定されている。搭載されたレンズも,2群2枚構成という割り切ったものだが,22mm(ライカ判換算で28mm相当)の広角レンズであることは評価できる。また,AFの最短撮影距離が0.6mであることも,評価したい。これらは,いわゆる「自分撮り」のために必要なスペックではないかと思われる。なお,フィルム途中交換機能などのAPSならでわの機能は,ほとんど活かされていない。
 発売翌年の2000年12月には,デザインを少し変更して,さらに軽量化された,「ニューネクシアQ1」が発売されている。

日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.118 (2002年)〜vol.122 (2006年)に記載がある。vol.120 (2004年)から掲載された「ネクシアQ1ズーム」とともに,もっとも最後までカタログに記載されたAPSカメラの1つとなった。

FUJI nexia Q1, Body No. 4579264
撮影レンズFUJINON LENS 22mm F8
シャッター速度1/100
絞り固定
ピント調節アクティブAF 0.6m〜
使用フィルムIX240カートリッジ
発売1999年

FUJI nexia Q1 (FUJINON LENS 22mm F8), Centuria200

FUJI nexia Q1 (FUJINON LENS 22mm F8), Centuria200

 フジらしく,鮮やかな画像が得られる。近距離の被写体は,思ったよりもシャープに写るようであるが,遠景は,いまいちすっきりとしない。風景を撮るよりも,身近な人や物を撮るのに向いているカメラであろう。「自分撮り」こそ,適しているのかもしれない。
 なお,フラッシュは自動発光し,強制発光や発光禁止を指定することはできない。