ニコンミニズーム (Nikon ZOOM300QD)の後継機と考えられるが,かなりのスペックダウンをしているようにも見受けられる。たとえば,搭載されるズームレンズは,ミニズームでは35〜70mmだったのに対して,望遠側が少し伸びた38〜80mmになっている。望遠側が伸びると一般的には受けがよいのかもしれないが,ある程度カメラを使い慣れている人にとっては,広角側はせめて35mmまでカバーしてほしいと感じることだろう。また,ミニズームのレンズの明るさはF3.5〜F6.5だったのに対し,F5〜F9.6と大幅に暗いいわゆる「暗黒ズーム」になってしまっている。最短撮影距離もミニズームの0.6mから,0.7mに伸びており,この面でもスペックダウンである。高感度フィルムを常用することを前提にすれば,実際の使用にはさほど問題はないものと思われるが,コストダウンを最優先課題においたように感じられる点は,少しさびしいものがある。
ニコンミニズーム (Nikon ZOOM300QD)の後継機と考えられるが,かなりのスペックダウンをしているようにも見受けられる。たとえば,搭載されるズームレンズは,ミニズームでは35〜70mmだったのに対して,望遠側が少し伸びた38〜80mmになっている。望遠側が伸びると一般的には受けがよいのかもしれないが,ある程度カメラを使い慣れている人にとっては,広角側はせめて35mmまでカバーしてほしいと感じることだろう。また,ミニズームのレンズの明るさはF3.5〜F6.5だったのに対し,F5〜F9.6と大幅に暗いいわゆる「暗黒ズーム」になってしまっている。最短撮影距離もミニズームの0.6mから,0.7mに伸びており,この面でもスペックダウンである。高感度フィルムを常用することを前提にすれば,実際の使用にはさほど問題はないものと思われるが,コストダウンを最優先課題においたように感じられる点は,少しさびしいものがある。