オリンパス

35ED

OLYMPUS / 35ED

 オリンパスのカメラというと,「コンパクトなカメラ」というイメージが強いかもしれない。それは,ハーフサイズカメラ,オリンパスペンシリーズの影響も強いだろうし,カプセルタイプカメラの先駆けといえるオリンパスXAのインパクトも強い。また,大きくて重いという一眼レフカメラのイメージを一新したオリンパスOM-1の功績も大きいだろう。この,EEカメラのシリーズも,「オリンパスのカメラはコンパクト」というイメージを形成するのに,大きく貢献していると言いたい。
 このシリーズに該当するカメラとしては,35SP,35EC(1969年),35RC(1970年),35DC,35EC2(1971年)と35ED(1974年)などがある。それぞれ少しずつ大きさは異なるが,その大きさはオリンパスペンとも大差ない。
 オリンパス35EDは,このシリーズの最終モデルとなる。距離計に連動したファインダーをもつ,プログラムAE専用カメラである。

OLYMPUS 35ED, BODY No.223290
撮影レンズD.Zuiko 38mm F2.8
露出調節プログラムAE (シャッター速度 4秒〜1/800秒)
ピント調節二重像合致式距離計 0.85m〜
電源HM-N型水銀電池2個
発売1974年