アグファ

オプチマ1

AGFA / OPTIMA 1

 世界初の実用的なEE(自動露出)カメラとして,1959年に発売が開始された「オプチマ」シリーズの1つである。シャッタースピードは固定されており,内蔵されたセレンメーターの針の動きで適正な絞りをコントロールするしくみになっている。この部分のメカニズムは本体内部に組みこまれており,非常に背の高いカメラになっている。また,ボディは,たいへん重く感じられる。
 ファインダー内部には,適正露出が得られるときには緑,露出不足になるときには赤のマークが出るようになっている。巻き上げレバーや,巻き戻しクランクがとびだしていないため,恐ろしいほど,すっきりしたデザインである。また,ピントあわせは目測式,フィルムカウンターは背面下部にある。


AGFA OPTIMA1, Body No.BJ5569
撮影レンズCOLOR-AGNAR 45mm F2.8
シャッター速度1/30〜1/250(フィルム感度により変化)のうち1速に固定,Bあり
絞りAUTO, 2.8〜32
ピント調節目測 1m〜
発売1960年

AGFA OPTIMA1, COLOR-AGNAR 45mm F2.8, GOLD100

搭載されたレンズは「ゾリナー」などの有名なレンズではなく,おそらくは廉価版のものと思われる。しかし,このような発光体を写すときにもとくに問題はない。焦点距離や明るさなどに,無理がないためであろうか。