ペンタックス

SMCペンタックスM レフレックスズーム 400mm-600mm F8-F12

PENTAX / SMC PENTAX-M REFLEX ZOOM 400mm-600mm F8-F12

 ペンタックスKマウント用レンズのラインアップには,ほかのメーカーからは発売されなかったような焦点距離のものなど,一風変わったものが含まれる。このレンズもそんなユニークなレンズの1つで,ほかに例の少ないミラー式(反射式)望遠ズームレンズである。500mm F8クラスのミラー式望遠レンズを発売するメーカーは多いが,PENTAXでは400mm〜600mmのズームレンズとすることで,他社との商品の差別化をはかったものと考えられる。ズーム比を欲張らずに1.5倍で抑えたせいか,長焦点側が600mmの超望遠ズームレンズとしてはとてもコンパクトで,他社の500mm F8レンズとくらべても,大きさの面で不利になってはいないように見える。ミラー式望遠ズームレンズという形態は珍しいが,PENTAXからは500mm F8のミラー式望遠レンズが発売されなかったようなのでこのレンズの利用者は少なくないようであり,商品としては決してレアなものではない。

SMC PENTAX-M REFLEX ZOOM 400mm-600mm F8-F12, No.7369463
焦点距離400mm-600mm 口径比8-12
レンズ構成7群12枚
マウントKマウント
発売1982年ころ