TTL露出計を内蔵して大ヒットとなった一眼レフカメラ。最初に商品化されたTTL露出計付き一眼レフカメラは,1963年に発売されたトプコン「REスーパー」であるが,試作品の発表はペンタックスの方が早かった。試作品の時点ではカメラ前面に記された「SPOTMATIC」が示すとおりのスポット測光だったが,製品化された際には,平均測光にあらためられている。
マウントはM42で,自動絞りに対応。TTL露出計は開放測光ではなく絞りこみ測光なので,非常に多くの種類のレンズでTTL露出計が利用できることになる。
シャッターは一般的な横走り布幕で,Bと1秒〜1/1000秒が使える。スペックとしてはごく普通のものであるが,TTL露出計を内蔵して使いやすいことと,比較的低価格なことから,ヒット商品になった。そのため,現在でも中古カメラ店等でよく見かけるし,手頃な価格で流通していることが多い。発売3年後の1967年当時の価格で比較すると,PENTAX SP (Super-Takumar 50mm F1.4付)が49,900円なのに対し,TOPCON RE SUPER (RE Auto-Topcor 5.8cm F1.4)が60,500円,Nikon F Photomic T (NIKKOR-S Auto 50mm F1.4付)が77,700円である(日本カメラショー「1967年版 カメラ総合カタログ vol.28」による)。
TTL露出計を内蔵して大ヒットとなった一眼レフカメラ。最初に商品化されたTTL露出計付き一眼レフカメラは,1963年に発売されたトプコン「REスーパー」であるが,試作品の発表はペンタックスの方が早かった。試作品の時点ではカメラ前面に記された「SPOTMATIC」が示すとおりのスポット測光だったが,製品化された際には,平均測光にあらためられている。
マウントはM42で,自動絞りに対応。TTL露出計は開放測光ではなく絞りこみ測光なので,非常に多くの種類のレンズでTTL露出計が利用できることになる。
シャッターは一般的な横走り布幕で,Bと1秒〜1/1000秒が使える。スペックとしてはごく普通のものであるが,TTL露出計を内蔵して使いやすいことと,比較的低価格なことから,ヒット商品になった。そのため,現在でも中古カメラ店等でよく見かけるし,手頃な価格で流通していることが多い。発売3年後の1967年当時の価格で比較すると,PENTAX SP (Super-Takumar 50mm F1.4付)が49,900円なのに対し,TOPCON RE SUPER (RE Auto-Topcor 5.8cm F1.4)が60,500円,Nikon F Photomic T (NIKKOR-S Auto 50mm F1.4付)が77,700円である(日本カメラショー「1967年版 カメラ総合カタログ vol.28」による)。