ペンタックス

SF 7

PENTAX / SF 7

 このカメラは,1987年にペンタックスが発売したオートフォーカス一眼レフカメラPENTAX SFXの廉価版としてラインアップされた。PENTAX S Xにくらべると,おもな機能として露出補正機能およびフィルム感度のマニュアル設定機能が省略されており,おもなユーザとして初心者が想定されているものと思われる。一方で,露出モードやシャッター速度などの基本性能はPENTAX SFXと変わるところはない。このカメラの発売後まもなく,PENTAX SFXの機能を強化した後継機PENTAX SFX Nが発売されている。(PENTAX ME-Fを除く)ペンタックスとしてはじめてのオートフォーカス一眼レフカメラであるPENTAX SFXが,モデルチェンジにあたってPENTAX SF7とPENTAX SFX Nに分けられたという見方もできる。。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.94 (1989年)より掲載されている。

PENTAX SF 7, No.4735168
シャッター電子制御縦走り金属幕
シャッター速度B,30〜1/2000フラッシュ同調1/125sec
露出モードプログラムAE,絞り優先AE,シャッター速度優先AE,マニュアル
マウントKAFマウント
電源6Vリチウム電池 2CR-5
発売1988年9月

PENTAX SFX,PENTAX SF7,PENTAX SFX Nの3機種を,ペンタックスSFシリーズとして扱うことができる。PENTAX SFシリーズ2機種目であるにもかかわらず「7」という番号を名乗っているのは,MINOLTA α-7000の人気にあやかろうとしたのではないか,と勘繰りたくなる。OLYMPUS OM707にも,同様の疑いがある(笑)。