MZ-10は,MZシリーズのエントリーモデルとして発売された。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.113 (1997年)からvol.116 (2000年)まで掲載がある。 このころの一眼レフカメラは,高級機もエントリーモデルもほぼすべてが,いわゆるマルチモードAE機になっている。エントリーモデルではそこからさらに「わかりやすさ」をめざして,「ポートレートモード」「風景モード」「接写モード」「スポーツモード」など,撮影状況を選択するシーンプログラムAEとよばれるものが,各社で工夫して取り入れられるようになってきた。PENTAX MZ-10では,さらに一歩ふみこんで,撮影状況も自動的に判断する「オートピクチャーモード」が用意されている。 マウントがプラスチック部品になり,ファインダーにもペンタプリズムではなくペンタミラーが採用されるなど,コストダウンと軽量化が進んでいるが,絞り優先AEモードやシャッター速度優先AEモードも用意され,マニュアルフォーカス用レンズも使用できるように配慮されているなど,機能面は充実している。
MZ-10は,MZシリーズのエントリーモデルとして発売された。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.113 (1997年)からvol.116 (2000年)まで掲載がある。
このころの一眼レフカメラは,高級機もエントリーモデルもほぼすべてが,いわゆるマルチモードAE機になっている。エントリーモデルではそこからさらに「わかりやすさ」をめざして,「ポートレートモード」「風景モード」「接写モード」「スポーツモード」など,撮影状況を選択するシーンプログラムAEとよばれるものが,各社で工夫して取り入れられるようになってきた。PENTAX MZ-10では,さらに一歩ふみこんで,撮影状況も自動的に判断する「オートピクチャーモード」が用意されている。
マウントがプラスチック部品になり,ファインダーにもペンタプリズムではなくペンタミラーが採用されるなど,コストダウンと軽量化が進んでいるが,絞り優先AEモードやシャッター速度優先AEモードも用意され,マニュアルフォーカス用レンズも使用できるように配慮されているなど,機能面は充実している。