京セラ

210AF

KYOCERA / 210AF

 京セラのAFシステム一眼レフで,最初に発売されたKYOCERA 230-AFの下位機種にあたる。230AFにあった機能のうち,逆光自動補正,スポット測光などが省略されている。230AFと同様に,ペンタプリズム部にかぶせて使う「ペンタフラッシュ」に対応している。ペンタフラッシュは,230AF用のものと210AF用のものとで本体の色や,明かり取り窓の有無などの相違はあるが,基本的に共用することができる。
 レンズマウントは,ヤシカMLマウント(ヤシカ/京セラ製CONTAXマウント,ヤシコンマウント)とは異なる独自のものであるが,KYOCERA AF Converter 1.6xという1.6倍のテレコンバータを併用することで,ヤシカMLマウントのヤシカMLレンズや,CARL ZEISS銘のレンズなどを使用することができた。AF一眼レフカメラとしては,スペック的にも性能的にもごく平凡なカメラであるが,交換レンズ群に大きな魅力のあるところが1つのポイントである。マウントが共通で,CARL ZEISS銘のレンズをそのまま(AFは無理としても)使用できれば,もっと人気が出たものと思われる。

KYOCERA 210AF, No.0233129
シャッター電子制御縦走り金属幕
シャッター速度B,8〜1/2000スピードライト同調1/90sec,X
露出計TTL中央重点均測光
露出モードプログラムAE,絞り優先AE,シャッター速度優先AE,マニュアル
マウント京セラAF
発売1987年