コニカ

ニューFTA

Konica / New FTA

 Konica AUTOREXは,「世界で初めての35mm判フォーカルプレンシャッターのAE一眼レフカメラ」と称して,1965年末に発売された。シャッター速度優先AE撮影が可能だったが,その露出計は外光式のものであり,撮影用レンズを通った光を測光するTTL方式ではなかった。
 1968年には,露出計をTTL方式のものとしたKonica FTAが発売された。1970年にはKonica New FTAにモデルチェンジされ,電源スイッチの位置が移動し,ファインダー内にシャッター速度などの情報を表示するようになり,さらにシャッターレリーズの操作が軽くなるという改良がされている。
 日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.38 (1970年)には前モデルのKonica FTAが掲載されており,vol.41 (1971年)あたりからKonica New FTAが掲載されている。標準レンズのラインアップは57o F1.2,57mm F1.4,52mm F1.8があったが,このときからレンズ銘に「AR」をつけて掲載されている。Konica New FTAは,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.46 (1973年)あたりまで掲載されており,vol.48 (1973年)ではKonica AUTOREFLEX T3にモデルチェンジされいる。

Konica New FTA, No.
シャッター縦走り金属幕
シャッター速度B, 1〜1/1000
スピードライト同調M接点 M級バルブ全速同調,X接点 1/125まで同調
露出計ARレンズは開放測光,シャッター速度優先AE
ARMレンズは絞り込み測光
露出モードシャッター速度優先AE
ファインダー内にAE連動範囲表示あり
マウントコニカマウント2型(コニカARマウント)
発売1970年6月