キヤノンEOSシリーズ第2世代の上位モデルである。3つの測距点を自由に選択してAF撮影ができる「多点測距」をはじめて搭載したカメラとして,存在意義は大きい。このカメラに標準でセットされたズームレンズEF 35mm-135mm F4.0-F5.6は,キヤノンEOS用の廉価版レンズとしてはじめて,AFからMFへのスムーズな移行ができる「USMレンズ」となったものである。これも,AF一眼レフカメラを新たなステージへ移行させた,意義のあるポイントである。 最大の特徴といえる測距点の選択は,背面のボタンを押した後,ダイアルで選択できるようになっている。このインタフェースは,まだ改良の余地があったと思われるが,慣れればスムースに操作できる。 このカメラには,カスタムファンクションという機能が用意されている点も,注目に値する。カメラの動作を,各自の撮影スタイル等にあわせて変更できるしくみである。ボディー背面下部の「AF」ボタンと「FUNC.」ボタンを同時に押すと,カスタムファンクションを設定するモードにはいる。設定したいカスタムファンクションの項目をダイアルで選び,ボディ背面上部のAEロックボタンで「Y」(はい)か「N」(いいえ)を選択して,シャッターレリーズボタンを半押しすると,決定される。 カスタムファンクションの項目は,以下のようになっている。(Y/N)
キヤノンEOSシリーズ第2世代の上位モデルである。3つの測距点を自由に選択してAF撮影ができる「多点測距」をはじめて搭載したカメラとして,存在意義は大きい。このカメラに標準でセットされたズームレンズEF 35mm-135mm F4.0-F5.6は,キヤノンEOS用の廉価版レンズとしてはじめて,AFからMFへのスムーズな移行ができる「USMレンズ」となったものである。これも,AF一眼レフカメラを新たなステージへ移行させた,意義のあるポイントである。
最大の特徴といえる測距点の選択は,背面のボタンを押した後,ダイアルで選択できるようになっている。このインタフェースは,まだ改良の余地があったと思われるが,慣れればスムースに操作できる。
このカメラには,カスタムファンクションという機能が用意されている点も,注目に値する。カメラの動作を,各自の撮影スタイル等にあわせて変更できるしくみである。ボディー背面下部の「AF」ボタンと「FUNC.」ボタンを同時に押すと,カスタムファンクションを設定するモードにはいる。設定したいカスタムファンクションの項目をダイアルで選び,ボディ背面上部のAEロックボタンで「Y」(はい)か「N」(いいえ)を選択して,シャッターレリーズボタンを半押しすると,決定される。
カスタムファンクションの項目は,以下のようになっている。(Y/N)